2022年7月5日火曜日

難儀を通して心を育てるお手伝いをするのが取次者の正しい役目 (2022-07-05)

今日も和賀心学 (2022-07-05)

 - より良い暮らしと心の成長を求めて -


取次者の役目は氏子の難儀を取り除いてやる事ではない。その難儀を通して心を育てるお手伝いをするのが取次者の正しい役目である。例えば、漬物を作るのに漬物石を載せる、漬物が重くて辛かろうと途中で重石を除けてしまえば本当の美味しい漬物は出来ない、折角の神様の重石が徒労になる事にもなる。


ご覧頂き有り難うございます。

(和賀心教典 30頁)


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合掌

中原博信

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御神誡




人の不行状を見てわが身の不行状になること




一つ 諺に

人のふりみて我がふりなおせ




佐藤宿老の伝え

人の欲情を見て わが身に欲情を増すこと




一つ

親の行儀を見て子供は育つ




一つ 弓の稽古をするにも 的を定めて稽古をするように

お道の信心は生神金光大神を目当て




一つ

天地との調和を狂わせぬように




一つ

耳かきの ありてかりけり 日向ぼこ




今朝は取次者の役目と言うのでしょうか

その正しい役目とはこうあらねばならない




こうあるべきだと言う様なものを

教えて頂いた様に思います




私は今まで

取次者と言うのは




それこそ氏子の願いを神様に取り次ぎ

神様の願いをまた氏子に取り次ぐものだと思って居りました




確かにそういう面は有ると思いますが

それだけでは不十分だと言うのですね




実は昨日

ある大変御ヒレイを頂いて居られる教会のお話を




お話と言うのでしょうか

ある方の書き物の中で読ませて頂いたのですけれども




そこは月次祭 月例祭ともなると

千人もの方のお参りが有るそうです




そしてそこの先生が仰るのには

氏子が難儀をしているのを見ると可哀想だと言うのですね




それでその難儀を先ずは取り除いてあげようと御祈念なさる

そして確かに氏子は難儀を取り除いてもらう




ところが中々氏子の信心が進まない

と仰ってあったそうです




なる程氏子が難儀を抱えてお参りをして来る

その難儀を取り除いて差し上げると




まあ願い事が叶う訳ですから

お参りも多いだろうなと思いますね




しかし何か

どうも何かが違うなと思いましたね




いわゆる私の師匠大坪総一郎師の生き方とは

取次ぎのあり方とは少し違うなと感じました




そういう言わば難儀をしている氏子の難儀を取り除いてあげる

確かにそうすれば沢山の人達がお参りが有るだろう




けれどもそう言う在り方で御ヒレイを が立ったと言うのでは

本当の助かりには繋がらないと言う感じがしたのですね




神様の願いが成就する事には

何かイマイチだと




で何だろうかと

今朝の心中祈念に思わせて頂きましたら




それはこう言う事だと




例えて言えば漬物を漬けますね

その漬物を漬ける時に重石を致します




その重石が 丁度難儀と言えば難儀なのだと

その漬物にとっては重石を載せられる訳ですから




重石を除けてくれと

言いたくなりますね




それで漬物さんが可哀想だから

この重石を取り除いてあげよう と重石を取ると




確かに漬物は 重石が無くなって

ああ楽だと言う事になるかもしれませんけれども




美味しい良い漬物は漬からないと言う訳ですね

その重石が有るからこそ美味しい漬物が漬かるのだと




ですから漬物が漬かる前に 漬物が痛かろう 苦しかろう

重かろうとその重石を取ってあげたのでは




如何にも その漬物にとっては良い様に有るけれども

神様の願いが成就すると言う事にはならない




美味しい漬物は漬からないと言う訳ですね

ではどうしたら良いのか




ここからが取次者の出番だと言う訳です




例えばおかげを授ける

これは神様が授けて下さるものだと




しかしその神様は

氏子を育てる事は難しいと




言わばその神様が重石を 漬物の重石を載せたり

取り除いたりする事は 神様がなさる して下さる




けれどもその例えば漬物に 実は美味しい漬物を漬けたいから

こうしているのだ とその教導と言うのでしょうかね




その理由を教えるのは 神様は には中々難しいと

だからそこの 言わば神様の御働きの事訳




それを語り聞かせると言うのでしょうか

合点させると言うのでしょうか そこが取次者の役目だと




こう言う事の為に神様が重石をして居られるのだ

この重石を辛抱すれば それこそあなたは美味しい漬物になるのだ




それこそ皆から喜んで頂けれる様な

いついつまでも使うて頂けれる




保存も効く様な

いわゆる御徳を頂くと言う事も出来るのだ




その何故重石を載せられているのか と言うそこの理由を教える

合点させると言うのでしょうかね そこが取次者の務めだと




言わばおかげを授ける 或いは難儀を授ける

それは神様が出来る




しかしその後 その氏子を育てる 氏子の心が育つ助けをする

お手伝いをする それは取次者がしてくれと




その取次者は 氏子の心が育つ事をお手伝いする

そのお手伝いをするのが取次者の役目だと




言う事を 今朝は教えて頂いた様に思います




改めてその重石と言う事の意味合いと

それを取り除くか 取り除かないか そして何故重石が有るのか




また何の為に 取次者がどう言うお手伝いをしなければならないのか

そこの所を教えて頂いた様に思いますね




ありがとうございます




どうぞよろしくお願いいたします



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