今日も和賀心学 (2022-07-02)
- より良い暮らしと心の成長を求めて -
今朝の心中祈念で思わせられる事は、おかげにならないのがおかげだと。私ども御ヒレイを頂きたいと願う、しかし中々御ヒレイが頂けない。そこで自らの心を見つめる。今まで自分を喜ばせる為の御ヒレイを願っていた事に気付く。そこから師匠に喜んで頂く為の御ヒレイが頂きたいと言う願いへと心が育つ。
ご覧頂き有り難うございます。
(和賀心教典 58頁)
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合掌
中原博信
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御神訓
ご地内をみだりに汚すなよ
金光教信者の常識です
ダイヤは 価値ある宝石ですが
その大小で値打が違うように
金光教が明教というても
頂き方の比重が 明教としての値打を現わすことになる
大地の尊厳 如何に頂いておるか
確かめてみる必要がある
ご地内をみだりに汚すなよ
これは自らの心
ご地内と言うものを
自らの心と頂くべきでもあろうと思いますね
自らの心をみだりに汚すなよ
と言う事ですね
ではどう言う所に
私どもの心が汚れるのか
それは自分の思い通りにならないと
やけのやん八になったり致しますね
それとか何か失敗をして
自分の心を責めたり致します
その何と言いましょうかね
今朝心中祈念の時に感じさせて頂きましたのは
その思い通りにならない事がおかげだと
言わばおかげにならない事がおかげだと
私どもが右から左におかげになる
よく小さい子供が その子供がおねだりをして来る
そのねだって来た事を
そのまま親が甘やかしてと言うのでしょうかね 叶えてやる
そうするとやっぱりそこには
我儘な子供しか育ちませんね
自分の思い通りになる 何でも願い通りになるのだと
右から左に願い事が叶うと やっぱり それまでですね
それこそ我儘な子供に育つ事になるのでしょう
その右から左に願い事が叶わない
そのおかげで どうしたら願い事が叶うだろうか
どこが神様の御心に適わないのだろうか
どうしたら神様の御心に適うだろうか
と様々にやはり思い悩みますね
その事のおかげで心が育つのだと言う事ですね
私どもの願いが 右から左に叶う事ばっかりでは
心を育てると言う事が有りませんね
思い通りに行かないから
心を育てる事が出来ると思うのですね
私どもやはり御ヒレイを頂きたいと思います
それはいわゆる御ヒレイを頂きたいから御ヒレイを頂きたい
それは自分の願いですね 自分が喜ぶ
やっぱり御ヒレイを頂けば自分が喜びます 嬉しいです
先ずそこから始まり
またもしそれが自分の思い通りに御ヒレイが頂けたら
自分の願いが叶う事を願う信心
そこで止まってしまうかもしれませんね
ところが私がそうですけれども
いわゆる長年信心させて頂いても中々御ヒレイが頂けない
さあどこに御ヒレイが頂けない元が有るのだろうかと
やはり思います
ああでもなかろうか こうでもなかろうかと
あれこれやってみたり 心の有り様 持ち様を変えてみたり致します
そしてそう言う中に ここ 2 ~ 3日思わせて頂きます
これは師匠大坪総一郎師が喜んで下さる
その初代親先生が喜んで下さる様な 喜んで下さる為に
御ヒレイを頂かせて頂きたいと
師匠を喜ばせる為の御ヒレイである訳ですね
自分を喜ばせる為の御ヒレイではない
初代に喜んで頂きたい
初代を喜ばせる為の御ヒレイを頂きたい
またおかげも
自分が喜ぶ為のおかげを頂きたいと言うのではなく
神様に喜んで頂きたい
神様に喜んで頂く為のおかげを頂きたい
どうぞ初代親先生が喜んで下さる為の
御ヒレイを頂かせて下さい
あるいは天地金乃神様が喜んで下さる
その為のおかげを頂かせて下さいと
私が喜ぶ為に頂かせて下さいではなく
師匠に また神様に喜んで頂く為に頂かせて下さい
と言う心の持ちようが変わって来ましたね
そう言う願いを 今朝させて頂いて居りましたら
何か御心眼に そのお椀ですね お椀に大きなお椀
どちらかと言うと お椀より丼めしと言うのでしょうかね
そう言う丼にご飯が 2つ入っている所を頂きました
私は思いますに
一つは 初代親先生に喜んで頂けれる為の御ヒレイを
頂かせて下さい と言う事に対して
ともう一つは 神様が喜んで下さる 神様に喜んで頂く為に
おかげを頂かせて下さい
と言うその事に対しての
丼めしであろうかと思わせて頂きましたね
あぁやっと神様の御心に適う様な心の持ち方
願いの仕方になったのかな と言う感じが致しました
これがもし 早く御ヒレイを頂いておったり
それこそ早くおかげを頂いておったりしたら
こう言う心は育たなかったと思うのですね
なる程御ヒレイを頂かなかった おかげを頂かなかった
そのそれがおかげであったなと
おかげでこう言う心が分からせて頂いた
こう言う願いを育てさせて頂いたと思うのですね
やはり私どもが一番のおかげ
それは心が育つと言う事だと思いますね
その為には やはりお役に立ちたいなら
お役に立ちたい どうしたらお役に立てるだろうか
それこそ どうしたら師匠に喜んで頂けれるだろうか
どうしたら神様に喜んで頂けれるだろうか
どうしたらお役に立てるだろうか
と その事を思い続ける 願い続ける
しかし中々お役に立てない
中々神様に 師匠に喜んで頂けているとは思えない
と言うその事の繰り返しと言うのでしょうかね
追求と言うのでしょうかね
そしてそれを自らの心の中に求めて行く
と言う事だと思いますね
やっぱり信心は何がどうあろうと
自らの心が育つこと
自らの心が育つ事が 初めておかげを頂いたと言う事になる
なる程確かに形の上のおかげも大切だけれども
愈々あの世に持って行けれるおかげと言うものは
自らの心が育った その育った分
その育った心をしか
あの世には持って行けない訳ですから
この世で幾ら形のおかげを頂いたからと言って
あの世に持って行く訳にはいかない訳ですからね
心がどれ程育ったか その育った心しか
あの世には持って行けない
とすればいわゆる形のおかげを頂く事も有難い事ですけれども
形の上のおかげを頂けないと言う事もまたおかげだと
そのおかげを頂けない事によって
私どもの心が愈々本当の所に育って行く
その育った心が本当のおかげだと
そしてそれがあの世にも持って行けるものだと言う事になりますね
おかげにならないのがおかげだと
それは私どもの心を その事によって育てさせて頂く
そこに焦点を置いた時に初めて
おかげでないのがおかげだと 言う事になると思いますね
どうぞよろしくお願いいたします
ありがとうございます
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